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那智山青岸渡寺【世界遺産】
西国三十三所観音霊場の第一番札所
西国三十三所観音霊場の第一番札所である那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)は、熊野那智大社とともに熊野信仰の中心地として厚い信仰を集めています。
仁徳天皇の時代(313~399)にインドから那智に渡来した裸形上人(らぎょうしょうにん)が、那智の滝で観世音菩薩を感じ得て、現在の場所に庵を造ったのが始まりとされています。
御本尊は如意輪観世音菩薩(にょいりんかんせおんぼさつ)。現在の本堂は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しています。
また、本堂内にある鰐口(わにぐち)は、秀吉が寄進したもので、秀吉の願文が刻まれています。
明治の神仏分離まで、隣接する熊野那智大社と一体をなし、那智の滝を中心にした神仏習合の名残を見る事ができます。
本堂後方には、那智の滝との調和が美しい朱色の三重の塔が立っており、フォトスポットとなっています。
スポット情報
〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
電話:0735-55-0001
営業時間:7:00~16:30 参拝無料
※御朱印:7:30~16:30
那智山青岸渡寺(公式HP)はこちら