一の滝を超えて、那智山の深みへ
日本建国の祖である神武天皇が、光輝く山を目指した先に辿り着いたと伝わるのが那智の大滝「一の滝」です。日本一の落差、133mの高さから流下する水量は、毎秒1トン程あると言われています。ご神体として崇められるこの滝の水は、延命長寿の水としても尊ばれています。この大滝「一の滝」を筆頭に、那智山全体には四十八の滝があり、1300年前から修験道の行者たちが千日間の滝行を行ってきました。その過酷さゆえ政府から禁止されたものの、修行僧による四十八滝を巡る滝行は今も続いています。“那智神秘の滝巡り”は、普段は入ることのできない聖域へ正式参拝を受けて入山し、四十八滝の内「二の滝」「三の滝」を巡ることのできる唯一の方法です。普通は外から眺めることしかできない那智の大滝の奥、那智の神秘を体感してください。