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曼荼羅絵解き体験
熊野・那智ガイドの会では宿泊施設・公共施設等へ出向き、
この那智参詣曼荼羅図の「絵解き」を行っています。
「絵解き」では比丘尼の衣装や笈摺(おいずる)を身につけ那智参詣曼荼羅図を使って、
熊野の姿を説明いたします。
参拝する前に「絵解き」を聞いて頂けば一層見方、感じ方が違ってくると思います。
また参拝後でも聞いて頂くことにより、
熊野詣に大きな意味があったことを知って頂ける機会になると思います。
曼荼羅とは仏の世界を現したものを言い、
那智参詣曼荼羅図には補陀洛渡海の那智の浜から大門坂、熊野那智大社、
那智山青岸渡寺、那智の瀧、妙法山などが描かれています。
これは熊野への参詣者を集めたり、寄進を促したりする為もので、
霊場の賑わいを絵図にして全国に持ち歩き街角や寺院の前で「絵解き」をして
熊野を宣伝する為に用いられていました。
こうして全国で活動していた人たちを熊野比丘尼(びくに)と言います。
那智参詣曼荼羅図は那智山の賑やかさの一方、歴史上の人物を配して補陀洛渡海の上人の海中他界、かたや山中他界の応照上人、また空海ゆかりの妙法山、花山法皇の33観音巡礼などの物語になっています。
那智参詣曼荼羅図・絵解きにて説明する内容の一部
- 補陀洛渡海の海中他界について。
- 和泉式部の月の障りでも熊野の神は許されるという、禊ぎをすれば誰でもが参詣できるということ。
- 道沿いに上がって行くと大門、奥の院、千手堂があり、生抜き杉の勢い、大黒杉と白鼠など熊野の霊力の大きさ。
- 瀧の元では文覚上人が瀧に打たれ気絶した際、不動明王の使いに助けられるというよみがえりについて。
- 熊野牛王宝印の作成と授与について。
- ヤタガラスで描かれた牛王札という誓いの紙のありがたさ。
- 身を焦がして山中他界をした霊魂の籠もる妙法山について。
時間と料金
1回の絵解きの時間は約30分
料金は5,000円です。
申込み・お問合せ先
個人のお客様はこちら
電話:0735-52-5311(那智勝浦町観光案内所:9:00~18:00 年中無休)
メール:guide@nachikan.jp
旅行会社、その他事業者様はこちら
電話:0735-52-6153(那智勝浦観光機構事務局:平日9:00~18:00)
メール:office@nachikan.jp